vol.89 宇都宮市岩曽 [大屋根・中庭の家]

宇都宮市内の新しい分譲地の角地に建つ家。
リビングダイニングとキッチン、和室、お風呂、トイレそして玄関が、
中庭を「コ」の字に囲む平屋プランです。階段ホールはこの「コ」の字のほぼ中央を渡り、
上りきった二階からは、この空間すべてを見渡すことができるのです。
スキップフロアーのごとく、一階と二階がつながっていることで、
家全体の空間を広々と見せ、家族一人ひとりがどこにいても、存在を感じることができます。
中庭の住まいは、どうしても外に対して閉じてしまいがちですが、
一階の中庭部分に格子戸をつけたことで、外へのプライバシーを守りながら、
格子戸を開くことで、風を感じ、ご近所と関わり、また開放感を得ることができます。
大きな三角屋根は、中庭、サービステラス、居室を囲み、
この屋根の包容が、家全体の一体感のあるデザインを作り出しています。

Construction / Ikeda koumuten co.,ltd
Architect / ADT takuya hasegawa architect design