OPEN HOUSE

vol.98

1/23sat-1/24sun

「二つの中庭(コート)を持つ平屋住宅」
□開催時間 : 午前10時〜午後5時迄
□会場 : 宇都宮市泉が丘


【完全予約制】vol.98 宇都宮市泉ヶ丘 [二つの中庭(コート)を持つ平屋住宅]

敷地を最大限に活用してできるだけ広々とした住宅に住みたい。
このような誰もが持つ理想と現実を読み解き形にしていくのが設計士としての役割となります。私がひとつ持っている方法が屋外空間の積極的な利用です。屋内と屋外の床レベルを揃えて空間をつなげ、視界をのびやかに解放すれば屋内と屋外は一体となります。
ただコートハウスというと閉鎖的な方法に思われてしまいがちですが、定義的には「囲われた屋外空間」という部分の総称様に扱ってもらえれば解釈の仕方によってどんな庭も「コート」ととらえることが出来ます。
屋外の外周を囲い、その外周に目線や音や光などのそれぞれが求めるレベルに応じたプライバシーやセキリュティーを確保するための囲いを設ける事によって、屋内と屋外のしきりとなり得るカーテン等のウィンドウトリートメント無しで生活出来る可能性がでてきます。カーテンというマテリアルが無くなるだけなのですがこの効果は大きく、通常の屋内と屋外はそれぞれ別の空間ではなく、屋内+屋外という一体化された空間として意味をもってきます。
ここで重要となってくるのは、実は屋内空間より屋外空間の豊かさとなるのですが、ほとんどのお施主様がそうである様にプロである私達もまた屋内の環境ばかりに目を向けてしまいがちです。屋内空間が常に動きの少ない静なのに対して屋外は常に動な空間であり、昼夜の明るさの変化はもとより一年を通して季節ごとに太陽の陽を受け色を変えたり、風によって揺れ動く木々の葉やそれによって動く影、天候によって表情を変える床面の色あいなど、屋外には生活の中で豊かさをもたらしてくれるもので満ちています。
利便性を求めれば違った回答になると思いますが、生活にゆとりや豊かさを求めるならば屋内空間の床面積を増やす事よりも屋外空間が豊かで気持ちよいスペースである事の方が大切な事なのではないかと、考えながら設計させていただきました。

Architect : polar star design architect office / toru nagasawa[neo-brain]

「二つの中庭(コート)を持つ平屋住宅」

□開催日:1月23日(土)〜1月24日(日)□開催時間 : 午前10時〜午後5時迄

※今回の見学会は、「完全予約制」とさせていただきます。
見学をご希望の方はご希望見学日時と人数を、下記までお知らせ下さい。
h.tomura@k-ikeda.net

なお、当日ご予約の場合は080-3541-8883(現地担当)に直接ご連絡ください。

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